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スキン変更しますた

これで更新頻度も上がることでしょう。
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by reko_pietro_msx | 2005-02-26 02:06 | ブログ

言葉と人間の不幸な関係

言葉が人間によって発明されたものの中で最も有益で偉大なものであることに異を唱えるものはいないであろう。人類は我々を取り巻くあらゆる事物や事象に名前を付け、これらの間に即物的あるいは抽象的な関係を見出し、隠された自然の秘密を明らかにしてきた。また人間の行動や感性、思考そのものにも様々な差異を見出すことで、人類独自の価値基準を打ちたて、倫理的な行動規範を確立し、自らの社会や文化を発展させてきた。これによって人類は他の動物とは全く異なる文明社会を形成することに成功したのである。

ところが、このような言葉同士の関係性を深く追求する人間の性質が逆に人間同士の不幸な行き違いを生み出すことになるという人類最大の自己矛盾は、聖書に「バベルの塔」というエピソードで暗示的に示されているように、太古の昔よりあまりにも周知の事実であろう。

例えば、「リンゴは美味しい」というありきたりな言葉を誰かに投げかけたとしよう。
このとき、この文をそのままの意にとり、
「ああ、この人はリンゴが好きなんだなあ」
「リンゴといってもいろんな品種があるけど、どれが好みなのかなあ」
などとぼんやりと想ったり、
「これはもしかして青森のリンゴ栽培農家か販売店の人間の工作なのか」
「リンゴの価値を擁護し、財務省に補助金増額を認めさせ、自らの影響力確保に努める農水省の狡猾なる策略だろうか」
などの直感的解釈にとどまるならまだしも、この文の「リンゴ」を何かの暗喩だと考え始めると妄想の深い森に迷い込んでしまうことになるだろう。

例えば、「リンゴは美味しいよ」と言われて、
「リンゴリンゴリンゴリンゴ・・・・リンごりんごりん五輪・・・。五輪は美味しい・・・。そうか、そうだよ、この人は恐らくスポーツ団体か広告代理店かマスメディアの人間で、オリンピックにより莫大な利益を得ている事を密かに誇るためにこんなことを言ったんだよ!!(AA略」
とか、ウヨサヨ二元論者が
「リンゴは赤い・・・。すなわち、アカは美味しい。そうだ、この人はバリバリのサヨクで、無垢な若者達にサヨクは正しいという印象操作を行おうとしているんだ!!」
と言ったり、
「リンゴはかじると血が出るもの・・・。つまり、流血を伴うもの、すなわち戦争は美味しい。これは戦争賛美のウヨ思想だ!!けしからん!!」
などと言ったりするのはあんまりだと思いますし、また
「リンゴは美味しい → 臨幸覇王死。
すなわち、古代の中国においては皇帝が遠方に行幸される際、その地の有力な豪族の中で特に反骨の相を持つ者を見せしめに殺したとされるが、これを当時の人々は「臨幸覇王死」と呼び恐れおののいたという。この言葉はいつしか日本に伝わり、いつまでもかの地の権力者の恐ろしさを伝えるため、かじると出血する果物のうち特に美味なるものを「臨幸」のちに「リンゴ」と呼ぶようになったということは、現代日本においては殆ど知られていない事実である。

民名書房刊 『古代中国政治史と日本本土への知られざる文化的影響』より抜粋

っていうことが言いたいのか?この暇人氏ね」

などとネタ扱いしてしまうような話はやっぱりあってはならないと思われます。


要するに、発言する人だけではなく、理解しようとする人も気をつけましょうという、当たり前のお話なのでした。ちなみに、このエントリにはなんの暗喩もありません。ええ、ええ。



注:「バベルの塔」の解釈など全て僕の勝手な解釈に過ぎません。m(__)m
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by reko_pietro_msx | 2005-02-12 17:05 | にちゃんねる

ネタは少ないけどきっちり落とした日本代表

Excite エキサイト : スポーツニュース

未だに興奮で眠れないんですが・・・・とりあえず万歳。

試合の注目点:

◎北朝鮮DFに背後からジャンピングニーを受けて審判に無視される鈴木師匠
◎負傷でうずくまるガチャピン遠藤を無視し、プレーを続けようとする非情なチームメイト

って、いつもよりお笑いの要素は少なめなジーコジャパンでしたねー。

北朝鮮の選手もプライド高く戦ったように見えましたし、「悔しいけど、必死に戦った結果だし、(日本に)おめでとうといいたい」という試合後のコメントも立派なものでした。(このコメントを北の人間がどうとるか分かりませんが)何より、何事もなく試合が終わったのが安心しました。関係者の皆さん、ご苦労様でした。

祖国の名誉を賭けて戦う試合はいつ見てもいいものです。
自分の国を愛するだけでなく、試合後は相手国にも情が移ったりします。
悪いのは政府であって、国民ではないですから。(寒くてスマソ)

それにしても、危機的な状況でいつも奇跡を起こす・・・・
ジーコというサッカーの神が日本に神風を吹かせているのでは、と考えてしまいますね。
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by reko_pietro_msx | 2005-02-10 05:45 | 雑感

能天気バカの半生

僕は基本的に、人の悪意なるものを気にしない体質です。このことは僕には人生を楽しく過ごすための決定的な考え方だと思うのですが、誰も賛成の意を表してくれたりしないのが残念です。

多くの人は、他人の悪意を感じ取ることこそ知性の最大の働きだ、といわんばかりの勢いで他者の意向を勘ぐることに必死になっているようです。自分が影でバカにされるのを嫌うのは分かるんですが、僕にはどうも面倒な事のように思えます。

なにしろ、他者の行動に悪意が伴わないと考えれば、腹も立ちません。

いたずらから悪意をとれば、かわいい戯言です。
悪口から悪意をとれば、率直な批判です。
妨害から悪意をとれば、単なるおせっかいです。
攻撃の意思から悪意をとれば、人違いです(w
防衛の意思から悪意をとれば、正当防衛です。
敵意から悪意をとれば、単なる不安です。
嫉妬から悪意をとれば、単なる羨望です。
軽蔑から悪意をとれば、思いやりです。
不親切から悪意をとれば、単なる不注意です。
不満から悪意をとれば、将来への期待です。
懲罰から悪意をとれば、更正です。
ライバル心から悪意をとれば、尊敬です。
その他悪意のない行動で人を傷つける人は、単なるおっちょこちょいです。


僕は、こう考えて30年間生きております。                    (←バカ


注:上記の式を自分の正当化の為に使うのはやめましょう。



(8:10 敵意から悪意をとれば、単なる不満です。を訂正しました)
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by reko_pietro_msx | 2005-02-05 02:20 | 雑感

読解と推論とコンピュータ

Excite エキサイト : コンピュータニュース「読解と推論ができる人工知能」

中世のスコラ哲学による精神の暗黒時代は、デカルトの合理主義とベーコンの経験主義によりその歴史を閉じた。聖書とアリストテレスの科学にその究極の根拠を置くスコラ哲学は、より確実な「真理」を見出そうとする人々によって倒され、確実性をもつ論理的思考形式と実験により検証されうる事実が新たな知識の根拠となったのである。これは今日でも、特に実践的な知性の行使の場において、決定的な土壌となり続けている。

我々は、朝ミルクを飲んだら昼過ぎにお腹を下した、次の日も、またその次の日も同じようにミルクを飲んだらそうなった、というとき、無意識のうちに帰納法的に「私という特殊な一個の生体は、ミルクを飲むと必ずお腹をこわす」という結論を下す。このようなことは、他の動物にもしばしば見られる原始的な情報処理方法である。そして、人間の場合、なぜそうなるのかを、自分の体質を医者に見てもらえば医学的に(論理的に)説明してもらえるだろう。

ところが、コンピュータの「知能」というのは、このような知性の働きとははっきり異なっている。コンピュータは、結局のところ、1か0、onかoffしか区別しない。数字も文字も音楽も映像も、この2つの集積によって記述される。どのような深遠な観念であれ、くだらない日記であれ、うんこーという文字列さえ、コンピュータは平等に扱う。コンピュータはなにも理解しない。ただ処理するだけである。コンピュータは猫虐殺グロ画像に心を痛めることは無い。データが入力され、内部処理され、出力される間に、そのデータに関してなんらの価値判断や、我々のような心理的作用を伴うことがないのである。

もちろん、現在のコンピュータでも、ゆらぎ検索のようにあるデータに近い別のデータを検索したり呼び出したりはできる。しかし、「何らかの目的をもって主体的にある事実を認識し、ここからある種の結論を引き出す」ということはコンピュータにはできないように見える。コンピュータが人間と同等の知性をもつようになるには、我々の脳内で情報がどのように記憶され呼び出されるか、特に、なにかを感じ取った時、どのような作用によって別の観念が呼び出されるか、これらの事実や概念の間の関係性をどのように認識しているのか、等が解明されない限り、無理なのではないかと思う。



というようなことを、自分のノーパソから毎日のように帰納的に結論しております。
単なる道具と見れば、ものすごい有用な道具。
だけど、自分の足りない頭脳の代わりにはならない。。。 orz
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by reko_pietro_msx | 2005-02-03 20:37 | 雑感