ふと散歩中に

冬の空気に触れていると、それがどこか人の精神を遠ざけようとするような、人間にとってなにか近寄り難い、陰鬱な、何者も容認しないかのような影を感じさせられ、時々ハッとすることがある。冷たい空気にさらされると、自分の精神が他の世界と隔絶しているような気がしてくる。寒さによって精神が萎縮し、にもかかわらず感覚器官は鋭いままなので、何者も恐れずに猛威を振るう自然をただ受容するしかないからであろう。

穏やかな北風の中でこのようにつらつらと考えながら歩いていると、ふと、南国の人々は開放的な、北国の人は閉鎖的な雰囲気を持つ傾向があるという俗説に考えが至った。そして、このような事は別段特筆するに価しない事なのだと納得する。鬱死。
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by reko_pietro_msx | 2005-01-15 01:40 | 雑感
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