NEETが話題になっていますね。。
この問題は、NEET本人の社会学的・心理学的な考察と(あえて精神医学は触れない)ミクロとマクロの経済的な側面の両面から語られなければならないでしょうが、人生論や職業観といった倫理的な側面からの感情的な指摘も多いため、政治家や経済人といった人々からも価値ある提言は少ないのが現状です。 本来、社会にはNEETのような人々を救ってあげるような機能など存在しません。せいぜい、軍備拡張するか、社会が彼らに寛容になるかでしょう。具体的にいえば、企業の社内教育の拡充によってそれほど技術がない者にもチャンスを与えるなど。しかし、リストラに走る企業にこのような余力はない場合が多いでしょう。景気回復を期待するしかありませんが、政府の増税と緊縮財政、企業の効率重視(売上高よりも利益率を重視し、費用(特に人件費)の圧縮傾向)が続く限り、各家庭の可処分所得は減少を続け、需要が減退するのはしばらく続きそうです。この間に、NEETは年を取り、ますます社会復帰は困難になるでしょう。 実際のところ、古代ギリシャ時代のスパルタやポルポトによって試みられた独裁的共産国家ならいざ知らず、自由主義経済下にある国では、その社会の生産体制に協力しないという選択肢は誰にも残されているし、妨げることはできません。また、この問題を完全に解決しえた国家も恐らく存在しないと思われます。逆に言えば、NEETみたいな人はどの時代にも数多くいたのですね。 最後に、NEETと呼ばれる人たちも毎日何にもしてないってことはないでしょう。なにか好きなことをしているのであれば、有り余る時間を活用して、それを職業と出来るよう周りが優しく見守るのが大切だと思います。働かずに生きられるならそれで結構だと思いますが。 ああ、やっぱりでますた。人生論や職業観。。。 (追記:ひろゆき氏のブログにトラックバック送りました。ひろゆき氏がこれに触れた 理由について邪推しませんがかなり個人的なきっかけかな?3:16) (追記:切込さんのところにも送っていましたが、「拒否られました」と出たのですが。。 今確認したら成功してました。 3:32)
by reko_pietro_msx
| 2004-12-21 03:06
| 政治
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